【GP特別版】現場記者からの狙い目 ~立川競輪場~

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〝令和〟初のグランプリ王者は果たして…

 12月28日(金)から立川競輪場を舞台に行われている『グランプリシリーズ2019』もいよいよ最終日へ。〝令和〟最初のグランプリ王者が間もなく決まります。赤競新聞、エンジョイサイトでも予想を提供していますが、今年は〝令和〟元年ということで、グランプリをさらに盛り上げるためにも特別に現場で取材を行っていた4名の予想を提供いたします。今年は単騎の選手も多く、脇本雄太選手がどの位置から仕掛けて出るのかがレースの鍵。初周の予想と買い目を、記者それぞれの視点からお届けします。

 【堀江記者】
 初周:③⑨/⑤②/⑦④/①/⑥/⑧
 
 10度目の挑戦となる平原康多(埼玉・87期)の初戴冠だ。脇本雄太が公言している「インパクトのある走り」とは、打鐘からスパートして600mを逃げ切る離れ業。平原は過去の戦いと異なり、単騎の今年は、自力で組み立てる立場ではなく、人気にもならない。複数の作戦を立てて優勝を狙うことは難しく、“イチかバチか”に賭けるしかない。自らの意思で決断して、優勝に最も近い戦略は、脇本−村上の3番手から突き抜けること。過去のGPとは大きく違う状況が、苦渋を味わい続けた結果も変えると信じたい。
 
 3連単 フォーメーション
     8−2357−23579

 【小山記者】
 初周:③⑨/⑤②/①/⑦④/⑥/⑧

 〝競輪は進化するスポーツ〟スピード化の進む現代競輪を作り上げたのは脇本雄太(福井・94期)、新田祐大のナショナルチーム勢。令和最初のGⅠ『日本選手権』で完全優勝した脇本は新時代の主人公を印象付けた。昨年のグランプリでは打鐘発進で末の粘りを欠いたが、2度目の挑戦となる今年は〝進化〟した姿を見せ付けてくれる。新田とのスピード対決を制して輪界の頂点に立つ。

 3連単 フォーメーション
     3-257-125678


 【細川記者】
 初周:⑦④/⑤②/①/③⑨/⑥/⑧
 
  グランプリ初出場とは思えないほど落ち着き払っている松浦悠士(広島・98期)が頂点を極める。「(清水)裕友が仕掛けてくれればチャンスは巡ってくる。自分はまずはしっかり付いていって、状況と展開によってどう対応するかだけ。初日の練習で感じた嫌な感触も2日目に払拭できたので余計なことを考えずに走れれば」と清水に寄せる絶大な信頼関係と、己の状態に自信があるからこそ思考もクリアだ。競輪祭で好連係を決めた清水と松浦は共に新時代を切り開いていく名コンビ。ナショナルチームのスピードに圧倒されることなく、清水が大胆に攻め込めば、松浦に絶好のチャンスが訪れる。
  
 3連単 フォーメーション
     2-35678-35678
 
 【及位記者】
 初周:①/⑤②/③⑨/⑥/⑧/⑦④

 清水裕友(山口・105期)は今年一年間、常に競輪界をリードし、昨年のグランプリ初出場がフロックではないことを証明して再び同じ舞台へと戻ってきた。今回は11月の競輪祭決勝でワンツーを決めた盟友・松浦悠士と共に戦えるのはアドバンテージ。脇本雄太が最終ホームからカマして出れば、番手の村上博幸を捌いて鋭く抜け出し、有終の美を飾る。 
  
 3連単 フォーメーション
    5-12378-12378

細川和輝記者

2019年12月29日 17時53分

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