強敵撃破を狙う小林莉子 ~青森競輪~

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小林莉子
ガールズ一期生の意地を見せる
巧さで対抗する

 青森競輪場で開催されている『JomonGP・日刊スポーツ杯』は、25日(金)に最終日が行われる。ガールズ決勝はナショナルチームで鍛錬する佐藤水菜(神奈川・114期)が注目を集めそうだが、小林莉子(東京・102期)も黙ってはいない。
 小林は今開催の直前に結果が発表されたファン投票・ガールズケイリン総選挙の結果について触れ「2000票以上も自分に入れてもらえたし、気を引き締めて走りたい。初期の頃からメンバーも変わって、全体の投票数が増えたことは嬉しいです」と、次点でアルテミス賞への出場は逃したものの、投票してくれたファン、そしてガールズケイリン全体として投票数が増加した事への感謝を口にした。
 
 小林は前検日から決勝戦で対戦する佐藤を意識していた。「今回はノリに乗っている佐藤さんがいる。彼女はナショナルチームに入ってパワーアップして成績も安定している。多分通算では負け越してます」。連勝で決勝へと駒を進めると「佐藤さんは連日のレースを見ていると、初日の踏み直しがすごかったから先行に飛び付いても踏み直されそう。かといって(佐藤を)追っていてもショートまくりで振り切られそう。なんとか脚を削らせて勝負したい」と作戦を練る。ただ、小林にとっては青森は前回完全優勝で、過去2回の優勝があるバンク。「青森は優勝したら伝統工芸品の時計がもらえた。前回優勝して持って帰ったら、その前に優勝してもらったやつがすでに家に1個ありました(笑)」と、最後は笑顔で締めくくった。

 また、男子もA級、S級ともに決勝は激戦。最終日も見逃せないレースが目白押しだ。

熊谷洋祐記者

2021年6月24日 22時24分

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