ホームバンクの中村由香里が久々の勝利 ~京王閣競輪場~

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中村由香里
緊張の初戦を終え安堵の表情
ファンの“声援”が後押しに

 京王閣競輪場で16日に初日を迎えた『後閑信一名輪会杯&報知新聞社杯』。
 今シリーズはガールズケイリンも行われており、6レースでは当所をホームバンクとする中村由香里(東京・102期)が白星を挙げた。

 レースは初手で篠崎新純を追走。篠崎が加藤恵の先行に飛び付いて最終バックからまくり出ると、最後は鋭く追い込んだ。

 これが今年2勝目。予選での1着に限ると、2020年の7月取手以来で約1年ぶりとなる。ガールズ創成期から活躍した中村はシリーズが始まる前までは通算197勝を積み重ねてきたが、落車によるケガなどもあり近況は苦しんでいた。

 「今年は1勝しかしていなくて、それも一般戦。予選だといつ以来かと。地元はファンが後押ししてくれて不調の時でも良い着を取れていた。ここでダメなら・・・。と気持ちを追い込んできていたので、今日は走る前から緊張で吐きそうでした」と自らを追い詰めて臨んだ地元戦。「今回は無観客だったけど、見えないところでファンの方が応援してくださっていると思ったら頑張れた。後押しを感じました」と、無観客でもファンの“声援”がしっかりと届いている。結果がでたことでレース後には安堵の表情を見せた。

 「これで終わらず。今年2勝目ですけど、このままあと2つ」と節目の200勝と地元Vを飾るべく残り2走も全力投球で臨む。

角田祐馬記者

2021年8月16日 19時15分

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