日野未来が強敵撃破でV ~松戸競輪場~

photo-44147
日野未来
花束を抱えて記念撮影
2度目の優勝は価値あるV

 6月9日(木)から松戸競輪場で開催されている『燦燦ムーンナイトカップ』GⅢは12日に最終日が終了。第11レースで行われたガールズ決勝は日野未来(奈良・114期)が昨年12月の岐阜以来、2度目の優勝を決めた。

 レースは最後方の飯田風音がジャン目掛けて飛び出すと奥井もそれに反応する。児玉碧衣も勝負所を逃さずに踏み上げると一度は飯田の後ろに嵌った奥井だが、児玉に合わせて踏み上げて最終ホームでは3車でモガき合いに。それでも力ずくで児玉が出切るも日野未来が後方から好スピードで巻き返してきてゴール前で捕らえた。

 「鐘で飯田さんが凄いダッシュで。奥井さんを追っかけようと思った所で児玉さんがシュっといって凄いスピードだった。奥井さんと児玉さんで併走して篠崎さんの前が空いていて、そこしか覚えていなくて。強い人が前にいると意識するといつも勝てないので、意識せずに外しかないと思って踏んだ。児玉さんがものすごいスピードで車間を詰めて児玉さんの後ろ姿が見えた。練習でバイクで引っ張ってもらっていた時のスピード感覚で、その練習は得意だったので、必死に踏んだ。差した感覚があって、抜けたと思って嬉しかった」と無我夢中でペダルを踏み込み、練習のときの感覚を思い出して全力で走った結果の優勝だった。

 「応援してくれた人たちがいたので嬉しかった。前回、松戸きたときは成績が悪くて。今回は1着スタートでこの成績なので嬉しい」と昨年3月に当地を走ったときは6着、5着、5着の成績だったが、今回は1着、1着、3着、からの優勝で納得の表情を見せた。

 「今年の競輪祭が目標。そのためにも賞金を積み重ねられて良かった。(競輪祭に)出るのは当たり前で、優勝を目指したい」と後半戦に向けての目標を最後に語ってくれた。

池端航一記者

2022年6月12日 21時49分

開催情報

ページトップへ