さらに進化を求める小林莉子 ~取手競輪場~

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小林莉子
創成期からガールズ競輪を支えてまだまだ一線級として戦う
トップスピードが課題

 2月17日から取手競輪場でFⅡガールズシリーズが開催されている。6レースに登場した小林莉子(東京・102期)は最終バック辺りで詰まる場面があったが、最終的には抜け出して白星発進を決めた。「内に詰まっている時間が長くてヒヤヒヤでした。ギリギリでしたね。たまたまだけど、抜け出せて良かった」とホッとした様子。

 小林は「トップスピードが足りないと思うし、そこはいつも課題です。強い選手はトップスピードが上がる。スタイルは変えないけど、自分が進化しないと」と現状に満足せず警戒心を強めてさらなる進化を求める。 
今年は先月にJKAにて2022年の表彰選手選考委員会が開かれ、創成期からガールズケイリンを支えて、常に一線級であり続けている小林が特別賞に輝いた。
「嬉しいです。この先、10年先も頑張れるように。目の前の一戦一戦を頑張るだけです」と話す。そんな小林も3月後半には30歳をむかえようとしている。それでもレース運びの巧さと勝負強さは色褪せない。トップクラスの一人として、まだまだ高い壁としてあり続ける。

木村貴宏記者

2023年2月17日 19時01分

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