藤田まりあが会心のまくりで白星スタート ~京王閣競輪場~

photo-68524
藤田まりあ
キレ味抜群の仕掛けで連勝を目指す
前場所から投入した新車のセッティングを調整して良化中

 8月10日(木)に京王閣競輪場で行われた大阪・関西万博協賛『後閑信一・高木真備 日本名輪会カップ』のシリーズ初日の3レースに登場した藤田まりあ(116期・埼玉)が鋭いまくりで白星をゲット。一番人気に推されていた中野咲が最終バックでスイッチして追い込みを狙ったが3/4車輪差で振り切ってゴール線を駆け抜けた。

 田中月菜が残り2周手前から上昇して2番手の位置にいた中野咲の前に追い上げると、田中月菜を追って前団に上昇していた中村美那が打鐘過ぎに叩いて先頭に立つ。人気を背負っていた中野咲が4番手の位置で大きく車間を空けて後ろを警戒する中で、6番手にいた藤田まりあが一瞬の隙を突いてダッシュ良くスパート。3番手の位置から合わせてまくり出た田中月菜の上を一気に乗り越えると、真後ろから迫る中野咲をも振り切って見せた。
 「(中野に)ずっと見られてて、どうしよう、どうしようって思ってました。緩んだところで行こうと思ってたんで、いいタイミングで行けたと思います。最近のなかではいい踏み出しでした。前回が終わってから、練習で(セッティングを)いじりました。思ったよりも良かったですね」
  
 レース後に笑顔が弾けた藤田まりあ。2日目の予選2は3レースの7番車に。外枠になったことで「取れた位置から展開を見て走ります」とコメントしたが、初日のようにたとえ後方になったとしても慌てることなく鋭いまくりで準決勝へと勝ち進む。

細川和輝記者

2023年8月10日 21時56分

開催情報

ページトップへ