塩田日海が「1億年ぶり!?」の決勝進出 ~立川競輪~

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塩田日海
決勝も波乱を演出するか
神奈川県立金井高校出身の星

 立川競輪ガールズF2は11日(月)に最終日を迎える。復活を目指す塩田日海(神奈川・122期)が、2、4着で久しぶりの決勝進出を決めた。

 初日は高木佑真のまくりを追うようにしてまくりを繰り出して2着。2日目は自分で動いてから最終ホームで飛び付いて位置を取り、4着に流れ込んで決勝への切符をつかんだ。
 「2日目は、スタートで一番後ろになっちゃったんで、一回動いて中団に入ろうと思いました。そこからカマシて来るタイミングで飛び付こうと思ったけど、ダッシュがなくて遅れて4番手になっちゃいました。そのまま流れ込みだけど、決勝に乗れたのは良かったです」

 今年は大きく調子を落としてしまい、決勝進出は「1億年ぶり」とおどけるが、実際には1月京王閣以来の優出だ。今節の走りは、明らかに好調時の動きを取り戻している。まずは代謝制度の対象とならない47点台まで、点数も戻したい。
 「川崎バンクが改修していた影響で、ちゃんとした練習ができていなかったんです。川崎が使えるようになって、ちょっとずつ調子も戻ってきました。バンクが使えない時はイメージ練習ばっかりですもん(笑)。もしかしたら決勝の着次第で47点が取れるかもしれない。追加をもらったんで今年はまだあと2走あるし、今回が駄目でもそこで取りたいですね。調子が戻っても、2期目とかになるとシビアになってきますから」

 神奈川県立金井高校と、順天堂大学の陸上部で鍛えた身体能力は折り紙付き。完全復活、そしてその先のレベルアップを目指して、不屈の闘志で這い上がる。

熊谷洋祐記者

2023年12月10日 18時00分

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