仲澤春香が圧巻の逃走劇で優勝 ~防府競輪場~

photo-91451
仲澤春香
表彰式で優勝カップを手に記念撮影
photo-91452
直線外を迫る大浦を1車輪差で振り切った
大舞台で活躍する日を目指してまい進する

 11月4日に防府競輪場で行われた『ルーキーシリーズ2024プラス』は断然の一番人気に推されていた仲澤春香(福井・126期)が攻めの走りで同期を封じて圧巻の逃走劇を披露。ゴール前の踏み直しもしっかりとして堂々の逃げ切りで優勝をつかみ取った。

 号砲とともに勢いよく外枠の大浦彩瑛が飛び出して正攻法に構える。最内枠の仲澤春香はライバルの動きを見ながら5番手の位置で落ち着いて周回を重ねる。赤板周回の手前から7番手にいた中島瞳が上昇してくると、気配を察知した仲澤春香が合わせて上昇していく。誘導員との車間を空けて間合いを取っていた大浦彩瑛を打鐘で叩いてペースをコントロール。カマシを狙った伊藤優里の仕掛けに合わせて踏み上げてレースを支配する。中島瞳との併走に内で耐えた大浦彩瑛が番手を取り切り、最終2センターから追い込みを狙ったが、仲澤春香が1車輪差で振り切りゴール線を通過した。

 「ルーキーシリーズの一戦目で負けた時とか、自分が失敗するときは後手を踏んでしまうレースなので、後手、後手にならないようにっていうのと、内に包まれて力を出せないレースはしないようにと思ってました。みんな前々にいたいだろうなと思ってたし、5、6番手になるのは想定内。7番手に中島選手がいたので、上がってきたときに、引くのか、(合わせて)いくのか、考えました。結果的に、積極的にいけたかなと。伊藤選手がホームで良い勢いで来たけど、しっかり合わせられたと思います。こういうグレードレースで走るのは初めての体験で、昨日(3日目)の最終レースを見ても鳥肌が立った。大きい舞台で力を発揮できる選手にならないとなって思いました」

細川和輝記者

2024年11月4日 15時14分

開催情報

ページトップへ