男女ともに卒記チャンプが完全V ~平塚競輪~

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仲澤春香
完全Vで前回のリベンジに成功
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森田一郎
圧巻のスピードを披露した
初優勝を無傷でゲット

 ルーキーシリーズ2024in平塚は5月13日(日)に最終日が行われた。女子の優勝は仲澤春香(福井・126期)、男子の優勝は森田一郎(埼玉・125期)。男女ともにナショナルチームに所属する卒記チャンプが、完全Vで初優勝を決めた。

 11レースの仲澤は、警戒されたなかで後手を踏んだが、力ずくでまくって初優勝。前回の富山のリベンジに成功した。
 「中団から始められたのは理想的でした。伊藤さんが切りに来て、緩んだら初日、2日目と同じタイミングで仕掛けようと思ってたんですけど、一旦落ち着こうかなってタイミングで中島さんが来ちゃった。中島さんの外を回されたし、まくりのスピードは悪かったです。今は、良くも悪くも、力ずくで行けちゃっているけど、デビューしたらそうはいかないと思います。そこは課題だけど、いきなりできるようにはならないので、少しずつやっていきたいです。富山は勝てなかったし、今回は勝ち切らないとなって思ってました。負けが続くと、内容だけに満足して、これでいいやってなってしまうので。優勝できて良かったです」

 12レースの森田は、同じくナショナルチームに所属する阿部英斗がカマシで大きく後ろを引き離すなか、慌てず構えて超ハイスピードのまくりで仕留めた。
 「阿部君が積極的に行くだろうなと思っていたし、あの車間だったら追いつけるなと思って、焦りはなかったです。2日目と一緒で、スピードをころさずに流れに沿って仕掛けていけました。ただ、最終バックで後ろを気遣う余裕がなくて、中島さんが車間が空いてしまったのが反省点です。結果的にワンツーだったけど、せっかく同門でラインを組んだので、きれいに決まる仕掛けをしたかったです。この後は千葉でトラックカップがあって、そこに参加する予定です。しっかりそこでも結果を出したいです」

 次回のルーキーシリーズは、5月24日から函館で開催される。その函館には、森田も、仲澤も参加予定だ。

熊谷洋祐記者

2024年5月12日 23時25分

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