今度こそV決める久米詩 ~取手競輪場~

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久米詩
3場所続いての決勝2着で今回こそVを決める
自分の競走をした者が勝つ

 取手競輪場では10日からFⅠシリーズ『関東カップ』が行われており、11日は2日目の競走が終了。第7レースでは久米詩(静岡・116期)が後位併走をしり目に逃げ切り。連勝で決勝に勝ち進んだ。

 久米はレースを振り返り「もう少し遅く行くつもりだったのに(前に)出ちゃった」と話すが「反応はできている。状態は問題ないと思います」と前検日には、少し不安をのぞかせていたが初日からは良くなっていったようだ。

 決勝の話に及ぶ。久米と同じく連勝で勝ち上がった奥井迪(東京・106期)は「久米さんは強いし、自分のレースを」と話し、そのことを久米に伝えると、こう返す。「そうですよね。自分のレースをしたものが勝つ。自分も思い切って自分らしいレースを。ここ3場所は決勝で勝ち切れていなかった。今度こそVを」と意欲を見せた。
奥井との対戦をもう少し深く聞くと「共倒れになる時が多い。お互いに頑張ってしまうので。他の人が勝つことも多い」。それでも久米は臆することはないだろう。強気の姿勢を見せて完全Vを決める。

木村貴宏記者

2025年3月11日 19時00分

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