中井太祐選手奈良Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「男兄弟だから小さい頃は喧嘩も多かった」と弟の俊亮と兄弟そろって初めて地元記念に参戦。「直前は決勝に乗れてたし、今年が一番良い状態で入れた。どこまでやれるか楽しみでした」と本紙既報の通り、兄弟そろって準決勝に進出し、開催を大いに盛り上げた。
　振り返ればこれまでは怪我の連続だった。97期期待の新鋭として、前評判通りデビューから１年でＳ級点を確保したが、昇級を目前にして落車し、肩甲骨を骨折。その後も落車禍に泣き、２度も鎖骨を骨折するなど苦悩の日々が続いた。「調子が上がってはコケての繰り返し。気持ちも折れるというか、成績も出ず何をしてもダメ。しんどい時期がずっと続きました。去年の目標が『１年無事に走れるように』でしたから（笑）」。
　苦難を乗り越え、昨年は落車ゼロ。現在は練習、実戦ともに充実している。「やっとですね。まともに走れたのは。去年の夏頃から良くなってきました」。
　そして、弟も今期から同じＳ級の舞台に立ったことで、本人も一段と刺激が入る。兄弟で切磋琢磨し、修練を積む。
　「Ｓ級に上がって弟の強いレースを見てます。練習では弟の方が強いし、追い付いてきたというより、僕が追い掛けている感じ。奈良は若い選手も出てきたし、年齢も皆近いのでグループは盛り上がってきてますね」
　選手生活７年目。体調面、とりまく環境など、全てが今が一番充実した時期。さらに気持ちも乗った所でいざ巻き返しへ。
　「１回目の地元記念は出ただけ。２回目はまぐれで準決に乗れた。今年も準決だったけど、Ｓ班の自力と初めて対戦して全然力が違った。トータルで。ただ、自分も少しずつ力は付いてると思うので、考えながら練習して課題をつぶしていきたい。先行にしても色んな先行を覚えていって。決勝とか上のレースに乗って、そこでどうしていくのか考えて、さらに結果を出していきたい」　　　　（福田）

2019年1月18日更新

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