初タイトルへまい進
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- 的中率
- 15%
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- 回収率
- 83%
細川記者
7脇本がいよいよ初タイトルを手にする時が来た。『オリオン賞』こそ仕掛け切れずに大敗したものの、2予と準決では包囲網を敷く別線をあっさり飲み込み一人旅。準決で対戦した平原康太が「さらに差を広げられた…」と悔しさを噛み締めるほどで、進化を遂げる7脇本が初タイトルへまい進する。
「前半のハロンは良かったけど、後半は11秒7。まだまだセッティングが出ていないし煮詰めます。ここで満足できないし、これで完成じゃないので」とさらに上方修正が見込めるほどの強さで今の7脇本には誰も逆らえないだろう。
焦点は次位争い。2予で稲垣裕之、準決で村上義弘と自力型でも離れるスピードは尋常ではないが「今度こそ付け切ります」と胸を張る3古性が巧追を誓う。
「地元の宮杯の準決でワッキーに離れて気づけたことがある。今の自分があるのはあの失敗があるからこそ。シンプルにスピード、パワーが違う。その差を埋めるためにウエイトや練習方法を変えて持ちタイムも上がった。できる限りの準備はしてきたつもりだし岸和田で離れて迷惑を掛けた分も今回頑張る」
両者の争いに待ったをかけるとしたら地元の2渡邉だ。
「ここまで後輩が頑張ってくれて勝ち上がることができて本当の勝負をするラインに立てた。勝つことだけを考えて。」と地元の意地で豪快に巻き返す。