真価を発揮する
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的中率
的中率 3位
- 35%
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的中率
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- 回収率
- 65%
細川記者
来月からS班となる5犬伏の一撃に期待する。
近況の5犬伏はいままでとは明らかに違う。先行でも、まくりでも踏み込んでからゴールまでのペースコントロールが格段にうまくなっている。今までは力任せに踏んでいた印象で、2日目のように別線に抵抗されて後方から巻き返す展開になると「全開で踏んでいって(別線に)嵌られて使われることもありましたね」と自らを苦しめていたが、いまは違う。「踏み込んだ所からゴールまでを計算しながら、しっかりと最後まで持つようにっていう意識は持つようにしています」と出力を加減しながら冷静にレースに臨んでいる。
準決勝は強敵揃いの一戦で、もちろん一筋縄では行かないだろう。それでも来月からS班となる5犬伏
は誇りを持ってタイトル奪取を目標に掲げている。
「イレギュラーな形で気持ち的には複雑ですけど。チャンスだとは思っているんで。いままで獲れなかったのは自分の力不足だったり、技術不足なんで。そこは真摯に受け止めて。清水さんにも(グランプリは次点の賞金ランク10位で走れなかった)この悔しさを忘れるなって言われているんで。あのときの悔しさがあるんで、今年は去年までよりも年頭から頑張れていると思うんで」
去年のグランプリを走れなかった悔しさが、いまの5犬伏にとっての原動力。全日本選抜競輪では準決勝で敗退してしまったが、今大会こそまずは決勝へと勝ち上がり、タイトル奪取の挑戦権を獲得する。