
三谷竜生
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3連覇に向けて
グランプリのチャンピオンジャージをまとったG1初戦の全日本選抜初日に白星も、2日目は落車に見舞われた。肩鎖関節の脱きゅうでおよそ1カ月半の欠場を余儀なくされ、復帰場所のウィナーズカップを着。2度のG1にグランプリを制した脇本雄太の番手だった2日目は、8番手まくりに置いていかれた。
「復帰戦だからといって、離れていいわけじゃない。怪我した分、踏み上げるパワーが戻ってない。思ってるように進まない」
落車の怪我が尾を引いているのは間違いないが、出し惜しみをしない三谷らしい仕掛けは健在だった。その後は武雄記念で2勝、川崎記念を着で大一番を迎える。
「(3場所走って)微妙ですね、武雄の時は悪くなかったけど…。あとは(ダービーで)しっかりと戦えるように」
ダービー3連覇の偉業にも、気負うことなく仕上げていく。