橋本強が地元で歓喜の記念初V
前回の開設71周年記念決勝でワン・ツー・スリーを決めた地元トリオが今回の決勝戦でも連係。松本貴治の先行に乗った橋本強が抜け出し、地元で歓喜の記念初優勝を達成。「こんなにうれしいのは初めて」と、喜びの声を上げた。
地元記念は決勝で2回の2着があり、今年こそはとの思いで臨んだシリーズ。
「(69周年記念で)哲男さん、(71周年記念を)貴治が優勝して、(自分は)2着2着ときていたので、優勝したい気持ちでした。初日、2日目と空回りをして準決から吹っ切れて走れました。体は仕上げてきたつもりだし、(準決から)セッティングを戻したら仕上げてきた通り出てくれました。二次予選が終わってからヤバイなという感じで、準決も切り替えて(取鳥)雄吾に申し訳ない気持ちだった」
ゴール前で優勝を争った相手は今シリーズを圧巻の強さで席巻していた新田祐大。ゴール線では優勝を確信できないほどに力いっぱいハンドルを投げた。 「新田君が後ろから迫ってきたので、これ以上無理だというくらいハンドルを投げました。優勝したかは全然分からなくて、3コーナーのビジョンを見て、よし勝ったと思いました」
今年は大きなケガも経験。順調とはいえない一年だったが、最後にビッグチャンスをつかんだ。
「頸椎骨折の大ケガをして、家族にも心配をかけさせたけど恩返しができて良かったです。これで来年も頑張れますね。最近は若手の存在感が出てきて、自分の存在感が薄れてきていたので優勝できて良かったです。(目標は)またG1の決勝で戦いたいですね」
3連勝で勝ち上がった新田祐大は連日、別格の強さを示していたが、別線の包囲網に苦しめられた。ゴール前は力ずくで外を迫ったものの2着。
「(松谷秀幸の打鐘の動きでは)やりやすくなったけど、それ以外のレースの部分ですね。いろいろ考えてはいるけど、勝ち上がりでも、レースの全員が自分をどうやって倒そうかっていうレースになる。そこが一番のポイント。解決していくことで一段階上に上がれれば。レースの内容としてはまだまだ甘い部分が多いので」
71周年記念を島川将貴の後ろから制した松本貴治。今回はあっせん停止からの復帰戦となったが、決勝は地元ラインの先頭で風を切って橋本の優勝に貢献した。
「一番いい展開になりました。(山田)庸平さんもそうですけど、新田さんをみんなが警戒する展開になって。自分もしっかり自力を出せたし、ラインから優勝者を出せて良かったです。4コーナーを回って一瞬(連覇が)あるんじゃないかと思いました。(あっせん停止からの復帰戦で)初日はデビューしてから今までで一番緊張しました。みんなの力で決勝に上がれて決勝にはなるべく仲間を多く引き連れて上がりたかった。強さんは普段お世話になっている先輩だし良かったです。なにげに3着に残れましたしね」
地元ラインを3番手で支えた渡部哲男の存在感は大きい。勝ち上がりでは「若い子がたくさんいるし、強もいる。自分は少しでも松山競輪を盛り上げられれば」と、献身的な姿勢がみられた。
「強が優勝して良かった。お客さんがすごいいっぱい入ってくれるのはうれしい。声援もうれしかったです。(声援があるし)まだまだ頑張らないと。(地元記念は)少しでも決勝に乗るのが目標。こうやって3人が乗れて、前回はワン・ツー・スリー。今回はワン・スリー・フォーだったけど、前回も、今回も優勝はすごい」