後記 GⅢ 立川 01/04
16年の記念シリーズの開幕戦。昨年末のグランプリに出場した新田祐、平原康、神山雄、園田匠の4名を筆頭に、豪華な顔ぶれがそろったが、そのなかで好調な機動型がシリーズを盛り上げた。小橋秀は連勝で準決勝に進出。惜しくも決勝は逃したが、1年ぶりのS級で好スタートを決めた。
「A級戦では後半良い感じで走れていたし、勝ち癖をつけられたことが今回の結果に繋がったと思います。初日の1着が大きかったですね。準決勝も着拾いにいかずに、いい勝負ができました。自信になります」
佐藤和も一予、二予と力強くまくって連勝を飾った。
「最近は積極的にレースで動いて、レースを走りながら脚を作っている感じですね。脚を使って位置を取っても、もう1度、そこからいい感じで仕掛けられるようになりました」
高橋和は2441着と2連対。カマシ、まくりのスピードが冴え渡っていた。
「2日目は失敗したんですが、残りの3日間は仕掛けるべきところでしっかり仕掛けられたと思います。こういうレースを続けていきたい」
松岡孔もシリーズ2連対と健闘。落車の怪我から完全に立ち直っている。
「ここに向けて、練習はそんなに追い込めなかったんですけど、やれることはしっかりやってました。状態は上がってきているし、感じも良かったです。今期はS級1班の点数を取りたい」
地元勢の活躍も光った。岡田征に後閑信、河村雅と3人が決勝に進出。敗者戦でも鈴木雄、岡本大がそれぞれ2勝を挙げた。河村雅は11月の京王閣記念で落車。地元の復帰戦で記念初優出と見事な結果を出した。
「予選を突破できるかって思っていたので、デキすぎですね。怪我の痛みはまだ残っているんですが、走る分には問題なかったです。記念初優参をホームバンクで達成できてうれしいです。決勝は緊張しましたけど、思いっきり行けました。ラインから優勝者を出せなかったのは申しわけなかったですね」