• 国際自転車トラック競技支援GⅢ2/5〜2/7

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 向日町 02/05

 才迫開のS級初Ⅴで幕を閉じた「第2回国際自転車トラック競技支援競輪」。惜しくも優出を逃した選手達も最後まで魅せてくれた。注目のスーパールーキー鈴木竜はまさかの予選敗退。不調が心配されたが、2日目、最終日を連勝で飾り、周囲の不安を一蹴した。

 「初日にセッティングを変えたらダメでしたね。二日目からは元に戻しました。いろいろ収穫のあった開催でしたね。次にまた頑張ります」

山本伸一

山本伸一

 地元の山本伸は初日の2着権利に泣かされるも、312着とオール連対。最後まで奮闘した。

 「初日がもったいなかったですね。決勝に行けなかったのは何かが足らんってこと。でも、今回はまくりが良くて収穫がありました。先行だけじゃなくて、展開に応じて仕掛けられるように」

 鈴木庸も優勝を期待されたが918着。不本意な成績に終わったが、新たな課題を見つけ次につなげる。

 「広島記念の前から新しい練習メニューに変えて、だいぶ良くなりましたね。でも、スタンディングはいいけど、座ってからがきつい。そっちのメニューも今後はやりたいと思います。この後は山梨でセッティングを出したりして、ダービーに向けて調整をしたいと思います」

奥井迪

奥井迪

 最終日の8Rでは児玉碧、奥井迪の2強対決に注目が集まったガールズ決勝が行われた。レースは児玉に叩かれた奥井が、バックからまくり返して優勝を飾った。

 「まさか優勝できるとは思わなかったです。児玉さんも仕掛けてくれたから、こっちも応えて。真っ向勝負をしてくれたのはうれしかったですね。今年は昨年のⅤ数を超えたいし、今後は加瀬(加奈子)さんみたいな挑まれる存在になりたいです」

 奥井と激しい踏み合いを演じた児玉は直線で失速して4着。連勝は20でストップした。

 「中途半端だと後悔すると思って、思い切り行きました。力は出し切れたので、すっきりしています。踏み直す脚を付けられれば。課題が見つかったので、また帰って1から練習します」

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