• 宇都宮競輪場開設67周年記念宇都宮ワンダーランドカップ5/28〜5/31

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 宇都宮 05/28

 主力選手の大半は伊東全プロの競技を走り終えてから中3日というタイトな日程で疲労が見られる選手も多かった。さらに舞台が333バンクから500バンクに移り、レースの流れも一変。神山雄、平原康のSS班2名に、竹内雄作ら有力なV候補が決勝進出を逃した。

矢野昌彦

矢野昌彦

 神山雄は通算10度目の地元記念制覇、そしてメモリアルの記念100Vの期待がかかっていたが、準決勝で敗退してしまった。代わって地元からただ一人、決勝進出を果たしたのが矢野昌だ。

 「追加は入ると予想していたので、準備はしていました。去年は一次予選で負けて、最終日まで走れなかった。そのリベンジをしたいと思っていたので、決勝に乗れてよかったです。上位の選手と戦えたし、これをステップにして、次につなげたいですね」

 長島大も2913着で3度の確定板入り。地元記念で躍動した。

 「ここに向けて練習してきたし、仕上がっていたと思います。地元の応援も力になりました。結果は出たけど、準決勝には乗りたかったです」

 吉田拓は3度目の記念挑戦。過去2回はいずれも決勝に乗ったが、今シリーズは準決勝を突破できなかった。

 「いつもは開催前に脚に刺激を入れるような練習をするんですが、今回はケアを中心に疲れを取ってきました。その影響なのか感触がよくなかった。今開催で足りない部分も分かったし、宮杯に向けて頑張りたいです」

 早坂秀は伊東全プロの1kmタイムトライアルを制覇。今シリーズは未勝利ながら決勝に乗り、悪い流れを断ち切った。

 「最近は調子もそうですけど、勝ちに見放されている感じがあったので、全プロの優勝で払拭できたかなって思います」

山中秀将

山中秀将

 山中秀は2291着と3連対。スピードは冴え渡っていた。

 「準決勝は悔いが残りますね。仕掛けて終わりたかった。収穫はあったけど、上とは力の差はある。でも、今開催はいつもの自分と違うレースができたし、ここから上がっていくには良い開催になりました」

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