• 平塚競輪場開設66周年記念湘南ダービー5/12〜5/15

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 平塚 05/12

桐山敬太郎

桐山敬太郎

 「湘南ダービー」は浅井康が改めて王者の貫禄を示して閉幕。昨年と同様に地元勢は決勝進出者を出せなかったが、最後まで奮闘した。地元の主軸を担う桐山敬は今年も準決勝で敗退。悔しさを滲ませながらも、しっかりと前を向く。

 「3日間、前を任せてのレースだったので。番手の技量不足ってだけですね。脚は仕上げてきたつもりだった。どこかで自力を使えば良かったのかなってのはあります。この後はサマーナイトが川崎だし、宮杯組より追い込めるので楽しみ」

 同じく優出を逃した佐藤龍だが成績は1291着と良好。最終日には今節2度目となるガッツポーズを繰り出し、大いにスタンドを沸かせた。

 「決勝に乗りたかったです。でも、平塚のお客さんの前でガッツポーズができて良かった。大口になってしまうかもしれないですけど、僕が話題になって来場者が増えて、そこから一人でも競輪に興味を持ってくれる人を増やせることができればと思っています」

 今シリーズは期待の機動型の活躍も目立った。横山尚は前検日に「気持ちで弱い部分があるので、気持ちを持って」と語った通り、勝負所でしっかり仕掛けてシリーズ2勝。

 「最終日はまくり不発でしたけど、自信を持って踏めました。やっぱり競輪は気持ちが全てだと思うので、どれだけ気持ちを強く持てるか。今開催で感じた部分もあるし、今後も練習を続けます」

鈴木庸之

鈴木庸之

 鈴木庸は準決勝で浅井ら中部勢を苦しめると、最終日は郡司浩らを撃破し3361着。手応えをつかみシリーズを終えた。

 「準決は仕掛けられたけど…。トップスピードがあと2キロ上がれば今度はまくれる。それと、今は諸橋(愛)さんにヨコの動きを教わっているので、モノにできれば、もっと戦えます」

 近況一息だった佐川翔は、後半戦を連勝と反撃の糸口をつかんだ。

 「調子は良くなかったですけど、悪いなりに走れるようにはなってきました。最終日も林(巨人)さんの援護もあって押し切れたので。良くはなってきていると思います」

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