• 弥彦競輪場開設99周年記念7/30〜8/2

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 弥彦 07/30

 浅井康の優勝で幕を閉じた弥彦記念。6年ぶりに行われた記念開催は、連日の暑さにも負けず、最後まで見所満載だった。

 S班の山崎芳は準決勝で敗退も初日特選は早坂の番手から1着。優秀は自力で2着と随所で俊敏な動きを見せてくれた。

 「調子は悪くなかったです。最終日は岩津裕が(内から)来るのは分かっていたけど、外に持っていかないわけにもいかないし。この後は沖縄に帰って調整してオールスターにいきます」

 決勝は9着に終わった渡邉晴智だが、通算獲得賞金が10億円を突破。通算26人目で、現役では15人目の快挙を達成した。

 「本当は優勝で決めたかったですね。ここまで積み重ねて10億にいけました。今後も与えられた中で一戦一戦頑張ります」

取鳥雄吾

取鳥雄吾

 新鋭の取鳥雄も開催を盛り上げた一人だ。今節がG戦デビューも、力強い走りで準決に進出。多くの収穫を得て開催を終えた。

 「点数を付けるなら、初日、2日目は70点。全体的には40点ですね。(初日、2日目と)長い距離を踏んで、3日目、最終日は重かったです。初めての4日制で疲れてしまいました。でも、いろいろ勉強になりましたね。岩津裕さんにリラックスする方法を教えてもらったので、次は楽になると思います」

森川大輔

森川大輔

 最終日の9Rには一発勝負の「熊本地震災害復興支援レース」が行われた。勝ったのは森川大。中団確保から軽快なまくりで前団を飲み込んだ。

 「打鐘過ぎに踏みすぎて引くのが遅かったけど、中団が取れたのが大きかったですね。あとはかぶらんように早めに踏もうと。合志さんのブロックも厳しかったけど何とかなってよかった。また次に向けて頑張ります」

 熊本代表の合志正は津村洸の番手から白星を狙ったが、中部勢を止めきれず3着。

 「津村君のペース配分もまずかったし、森川君が中団にいてまくられると思った。(3角で森川に)差して内から踏んで行くか迷ったけど、緩めてしまって島野さんが来たときに対応できなかった。判断が悪かったです」

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