• 和歌山競輪場開設67周年記念開設記念 和歌山グランプリ1/8〜1/11

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 和歌山 01/08

伊藤成紀

伊藤成紀

 西日本地区のグレードレース開幕戦。強風に冬場特有の重いバンクの厳しい条件のなかで、機動型が奮闘した。伊藤成は1241着と大暴れ。準決勝は人気の武田豊を不発に追い込む先行策でラインの後ろ2人を決勝へ送り込んだ。

 「今回は周りに助けられての結果。昨年の10月にフレームを換えてから、しっかり踏めています。準決勝は自分のやれることをやっただけ。あと5メートル踏める脚があれば残れていたと思うし、もうちょっとですね」

 石塚輪は地元記念でS級デビュー。4日間、しっかり主導権を握って2連対を果たした。

 「最終日に特別優秀に乗れたので、70点ぐらいですね。でも、最終日のメンバーで3着ぐらいに残れないとG1では戦えない。今は先行させてもらっている感じだし、これからは自分から先行の組み立てをしていけるようにしたいですね」

 清水剛も初のS級戦で連日、果敢に攻めて最終バックを取った。2日目の選抜戦では力強く逃げ切って、S級初勝利を挙げた。

 「1勝できてホッとしました。初めてのS級で通用しないかと思っていたけど、4日間バックを取れたし、思っていたより戦えました。これからどういう風な練習をしていけばいいか、そのプランも立ちました。もっと力をつけていきます」

松浦悠士

松浦悠士

 最終日の11日、第9レースで熊本地震災害復興支援レースが一発勝負で争われた。レースは小林史が赤板過ぎから先制。稲川翔が最終3コーナーから番手まくり。この後ろを取っていた松浦悠が直線で鋭く差し切って優勝を飾った。

 「中団が併走になるのは分かっていました。内が空いたら行こうと思っていたし、すくって稲川さんの後ろが取れました。小林君がタレてきていたので、(稲川が番手から)出るだろうと思って落ち着いて見てました。最後に稲川さんが持ってくるのは分かっていたので、それを意識しながら直線で思いっきり踏みました。今年初戦はダメだったんですけど、ここで優勝できてよかったです」

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