後記 GⅢ 四日市 02/25
今シリーズはいきの良い機動型が多く参戦。連日、持てる力を出し切ってシリーズを盛り上げた。
新山響を筆頭に、4人が顔をそろえた107期。初日から3人が勝ち上がりを決めるなど好走が光った。小川真は連日、主導権を握って1731着。好感触を得てシリーズを終えた。
「米澤大さんが、いろいろアドバイスをしてくれて勉強になりました。4日間で悪い所もあったけど、収穫もありましたね。先行でも思ったよりいけるかなって。でも、もっと強い人たちがいるので勉強しながらです。いつまでも新人気分ではいられないし。実際、太田竜とかには負けているので頑張ります」
準決勝で落車した新山響だが、幸い軽傷で済んだ様子。修正点を補って、今後の戦いに臨む。
「(落車して)体のバランスはダメですけど、外傷はないです。(最終日は逃げて3着だったが)レース内容は悪くないし、考えて走れました。残れていないのはあれですけど、(今シリーズは)展開的にも積極的にいけている部分がありました。あとは脚力の問題。悪い踏み方ではないけど、体の反応がいまいち。ウエイトと乗り込みが足りないですね」
嶋津拓は積極的な競走で2271着の3連対。準決で力強い先行策を見せるなど奮闘した。
「1、2、3日目はやりたいレースができて良かったです。(最終日は)踏んでからまくれる感覚がありましたね。(状態は)ちょっと良くなったのかな。あの(優勝した玉野)感じに戻せれば」
最終日の9Rでは熊本地震災害復興支援レースが行われた。勝ったのは杉森輝。中団外併走から打鐘の2センターで斬り込みインを進出。最終1センターで内から主導権を奪うと、そのまま軽快に逃げ切った。
「外からでもよかったんですけど、上にあがって(内が)空いていたので(斬り込んだ)。出切ってからは、後ろを確認しながら、4コーナー勝負と。とりあえず、ここは通過点だと思うので。自信を付けて、次の大きなところで走れれば」