後記 GⅢ 大垣 06/08
今シリーズは外国勢に触発されて全体的なスピードが上がっていた印象が強かった。高橋和も今シリーズはスピードで魅せたひとり。準決勝はパーキンスとサイドバイサイドの争いを演じた。
「前回(大宮)も優勝できたし、感じはいい。今回で戦える感じをつかんだし、この気持ちを忘れないようにしたい」

柴田祐也
柴田祐は2日目にまくりでS級初勝利を飾ると、最終日も北野良の番手で1着。シリーズ2勝を挙げた。
「1月、2月はどこまでできるか分からなかったけど、やっと流れに慣れて来たかなって感じがする。来期からはA級なんで、またS級に戻れるように頑張ります」
5月大宮からの悪い流れを断ち切るために新車も投入した取鳥雄は1283着と兆しを見せた。
「全プロのあと徳島に合宿に行って、島川(将貴)、太田(竜馬)とかと練習した。小倉(竜二)さんの強さを身にしみて感じました。堤(洋)さんにはまた来ればと言ってもらったし、機会があれば。これからもしっかり練習して早く戻したい」
3日目から車輪を換えた久米康は「新車は流れるけど重さがあった。車輪を換えてからそれがなくなったので、先行してみたかったけど」。結果には結びつかなかったが、新車と車輪のマッチングには手ごたえをつかんでいた。

永井清史
最終日9レースに開催されたエボリューションを制したのは永井清。主導権を握った神田龍の番手からバックまくりで外国人を破った。
「向こう(バベク)は地脚だからスピードは同じ。勝てるならあれしかないなと思ってました。もっと早くケリをつけたかったけど、地元なんで勝ててよかったです」
注目のバベクはホームから巻き返したが、永井をとらえられず。来日初戦は2着に終わった。
「オリンピックの銅メダリストと知っていたので、永井がキーパーソンという知識はあった。出たかったけど出られなかったですね。世界選からレースを走らず2カ月たってるし、ここから徐々にステップアップしたい」