• 福井競輪場開設67周年記念不死鳥杯7/22〜7/25

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 福井 07/22

 脇本雄の優勝で大団円となった福井記念。優出を逃した選手たちも、最後まで奮闘した。

川口聖二

川口聖二

 川口聖は、12着で準決勝に進出。特に二次予選では、抵抗する杉森輝から強引に主導権を奪うと、山崎芳らをまくらせずラインで上位を独占。力強い先行を見せた。

 「一次予選、二次予選と思ったレースができましたね。でも、最終日とか、強い人(山崎芳)に中団を取られるとまくられているので。単に脚とは言いたくない。もう少し考えて走ります」

 山形一は白星こそなかったが、2352着と好走。最終日には早坂秀の番手に飛びついて武田豊らに先着。自信を深めた。

 「飛び付きは狙っていないです。(渡辺)十夢さんが付いてくれたし、着以上に納得するレースをしようと。このメンバーで自分の走りができたのは大きいですね。次も自分のレースをして、この流れをつなげていきたいです」

 特選組の近藤隆だったが、実力を発揮できず6991着。それでも、直前に控えたビッグに向けて、気持ちを引き締めた。

 「体調が悪いとかではなかったです。組み立ての問題ですね。良い所をは取り入れるけど、練習とかはブレずにやっていきたい。オールスターは4、6、8番車に入れられると思うので、一発が出せれば」

テオボス

テオボス

 最終日の第9Rでは「ケイリンエボリューション」が行われた。勝ったのは圧倒的な支持を集めたボス。レースは2番手の掛水泰が、打鐘の3角から先行策に出る。6番手から動かずにいたボスだが、満を持して最終2角からアタック。一瞬で前団を飲み込むと、後続を千切って一人旅。上がり10秒1という驚愕のタイムで勝利した。

 「タイムを聞いてとても嬉しいよ。1番(櫻井正)がいかない様子だったので、出ていきました。競輪を走っている間もカーボンバイクに乗っているので、私にとっては良かったです。人数も9人から7人に減って、レースも見やすかった。このあと一時帰国するけど、また戻ってきて、8月の名古屋も頑張ります」

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