• 小松島競輪場開設67周年記念阿波おどり杯争覇戦7/6〜7/9

インサイドレポート・シリーズ総評

後記 GⅢ 小松島 07/06

 小倉竜は二次予選の落車で途中欠場となったが、地元勢は阿竹智、太田竜の2名が決勝に進出。全員でシリーズトータル8勝を挙げる活躍を見せた。注目された地元109回生は、明暗がくっきりと分かれる結果に。3勝の太田に対し、島川将は1勝どまり。初日で早々と勝ち上がりを逃すなど、走りに精彩を欠いた。

 「全然あかんかったです。初日で(勝ち上がれず)飛んだのは初めて。大ブレーキですね。次までに何とか修正したい」

岩本俊介

岩本俊介

 今シリーズ目立っていたのは岩本俊だ。ここまでの不振が嘘だったような走りで無傷の決勝進出。準決勝は上がり10秒8の好ラップを叩き出した。

 「去年の暮れに腰を壊してからトレーニング内容を見直してた。でも、どれもかみ合わず、ダービーのあとに変えた。京王閣の負け戦から車間を詰めて仕掛けるっていうレースをやってるし、トレーニングとレース内容がかみ合ってきた」

 宮杯後は「めちゃくちゃ練習してきた」と話す新山響は、その疲れを感じさせない走り。「準決勝のレースが下手くそ。あとはレース内容をしっかり勉強して修正できれば」。課題はあるが、今後の手ごたえをつかんだ4日間だった。

 特選スタートから最終日は一般戦までランクを下げた池田勇だったが、最終日にようやく白星を挙げて溜飲を下げた。

 「前回(富山記念)からシューズを換えた。前回は33でごまかしが利いたけど、今回はダメで最終日に元に戻した。サマーナイトまでにどっちを使うか考えます」

シェーンパーキンス

シェーンパーキンス

 最終日、9レースに開催されたケイリンエボリューションはパーキンスがさすがの強さを見せて日本勢を寄せつけず。09年の初来日から通算150勝目を挙げた。

 「4番(安部貴之)が行ったときにここがチャンス、タイミングだと思って一気に行きました。競技の国際大会を走りながら日本に来て、そういう(競輪を走る)機会を持てる人は限られてる。自分はなんてラッキーなんだと思うし、(150勝を)今回決めようと思って来たので嬉しい」

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