ピックアップ GⅢ 青森 09/23
最終日に7車立てで行われた「S級ブロックセブン」。前回、地元でS級初Vを飾り波に乗る清水裕にも注目が集まったが、終わってみれば吉澤純がまくりで圧勝。前回の共同通信社杯の最終日に今年7回目の落車に見舞われて中5日での参戦だったが、その不安を払しょくした。
「落車明けだったからどんだけ自転車が出るか不安だった。しっかり落ち着いてと思ったし、自転車も出たと思う。ただ、7車だったんで冷静に考えると5番手なら、9車立ての中団ですよね。脚を使わずに中団だったら、(まくりが)出なきゃおかしいですから。今年はまだ40走(落車棄権、失格を除く)もしてない。この前の落車はそんなにたいしたことはなかったんで、一歩、一歩しっかり1着を取っていきたい」
6233着の神山雄は、昨年9月の富山記念以来のG戦線での決勝確定板。二次予選では横山尚のまくりに一瞬、置かれながらもさすがのリカバリーで2着。復調を感じながら、寬仁親王牌を見据えている。
「最近の成績からしたら、疲れていても踏めている感じがある。自分としてはだいぶ良くなってきたんで楽しみです。次のG1に少しでも上積みをできるようにやっていく」
園田匠は共同通信社杯の3日目に落車のアクシデント。最終日を待たずに武雄をあとにしたが、9月22日に誕生日を迎え36歳最初のシリーズに手応えをつかんだ。
「決勝が弱気だった。それでも最終日まで走れたのは大きい。最近は最終日まで走れてなかったんで。(セッティングも)悪くなかったし、36歳になって急に流れがきた。キッカケをつかんで次のG1にいける」
新車を投入した松谷秀は、さらなる課題をあげる。
「新車は流れる感じがあるんですけど。もっとヨコの動きを磨いていかないと」