• 松戸競輪場開設67周年記念燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦9/28〜10/1

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 松戸 09/28

根田空史

根田空史

 決勝に進出した千葉トリオ。中村浩、海老根恵は千葉記念にもあっせんがあるが、根田空の地元記念は今回だけ。ここにかける思いは強かったが、結果は9着大敗に終わった。それでも「調子はいいですね」と話すように、今シリーズは自慢の機動力で大いに目立った。「今までも練習でカーボンは使ってたけど、前回(9月函館)が終わってから2週間は本格的にカーボンを使って練習した」。新田祐や深谷知の活躍に刺激を受けて練習メニューを変えた成果が早々と結果に表れた。

 その根田と決勝戦で激闘を演じた吉田拓も動きが光った機動型のひとり。寬仁親王牌、競輪祭と終盤のG1戦を見すえて今回から新車を投入した。初日のレースをふまえて、セッティングを微調整すると「踏みあがる感じが出た」と2日目からは力強い走りで同型をねじ伏せた。「自転車の感じ、体の感じはいい」。今後につながる4日間だった。

柴崎淳

柴崎淳

 初日で勝ち上がりを逃した柴崎淳だが、2日目からは123着。後半2日は主導権を握った。

 「先行をやめたわけじゃないし、これからは与えられた番組で勝負しようと思ってるので。自分はローラーに乗ってるときと周回中の感じが大事。それが怪我して崩れてたけど、前々回(9月防府)の決勝からなくなった。戻ってきてると思います」

久木原洋

久木原洋

 記念初の準決勝進出を決めた久木原洋は「7月武雄で一緒になったときに外国人選手にアドバイスをもらって4・58のギアで街道練習に行ったり、セッティングを変えた」。9月福井でも決勝に進出するなど、好調の要因をこう説明した。

 坂本健は「8月四日市のあとに亮馬のフォームをまねしてセッティングを変えた。風を受けないのがいいですね」。シリーズ2勝で今期の白星を12に伸ばした。

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