ピックアップ GⅢ 広島 12/21
今年最後の記念開催。稲垣裕は今年最終戦、S班として最後のシリーズに挑んだが、勝ち上がり未勝利で決勝も8着に敗れた。17年は優勝ゼロ。不本意な結果でシーズンを終えた。
「決勝は力勝負をしたかったですし、河端(朋之)君の横までは行けました。ラインから優勝者を出せたのはよかったです。今回は正直、まだ落車の影響がありました。それも選手生活の一部ですから。来年に向けてのトレーニングは始めているので、しっかり頑張ります」
河端朋は11月の小倉競輪祭の後に海外遠征。久々の実戦だったが、ナショナルチームで活躍している力を存分に発揮した。
「ナショナルチームの練習は自分に合っていると思います。あとは自転車が違うので、そこだけですね。うまくかみ合ってくれればいいと思います。2日目から競技よりのセッティングに換えたら感じがよくなりました。決勝は原田(研太朗)君が思い切り行ってくれたし、その気持ちがうれしかった。もう少し踏み切れていれば(池田)良の優勝だったかもしれないけど、自分のレースはできました」
吉澤純は危なげない走りで優出。決勝はまくり不発に終わったが、着実にパワーアップしている。
「ここに来る前にグランプリ前の武田(豊樹)さんと一緒に練習していい刺激をもらいました。今年は落車も多かったんですが、いい経験ができたし、成長できたと思います。決勝は引いた分だけ届かなかった。引けない場面ではヨコで勝負していかないとダメですね」
地元の広島勢は池田良の準優勝が最高成績。吉本哲も決勝進出こそ逃したが、1292着と大健闘した。
「しっかり仕上げてきたし、今回の成績は自分の中では納得しています。また来年も呼んでもらえるように頑張ります」