ピックアップ GⅢ 小田原 08/25
厳しい暑さの中で行われた小田原記念。短走路でのバトルとあって、機動型の活躍が目立った。今期からS級にカムバックした小原唯は、7月伊東をさっそく制覇。良いムード迎えた当所でも、連勝で準決勝に進出と持ち前のスピードを存分に発揮した。
「(昇級後の初記念は)緊張感をもって走れました。これから毎月記念が入っているし、どこかで決勝に乗りたいですね。練習の力をレースでちょっとずつ出せるようになってきました。デビューしてから、今が一番良い状態。(同門の)吉澤(純平)とはアマチュア時代(スピードスケート)からずっと一緒だし、自分も特別競輪に出られるように頑張ります」
初戦で敗退した横山尚だったが、2日目に白星を挙げて節目の200勝を達成。最終日にはS班を三谷竜を破って3勝目と気を吐いた。
「(初戦で敗退したが)気持ちを切らさないように走っていました。200勝はいずれできるもの。勝ち上がれていないので反省しないといけないですね。立て直せたことよりも、やっぱり勝ち上がりが重要なので突き詰めていきたいです。ただ、1着は選手にとって嬉しいことだし、素直に(シリーズ3勝は)嬉しいですね」
川口聖は、初日、2日目を力強い走りで勝ち上がり2着。最終日は別線に主導権こそ奪われたが、番手に飛び付くトリッキーな動きで白星。シリーズを通して動きが冴えていた。
「最終日は(渡邉雄に)出られたくなかったですね。東口(善朋)さんが付いてくれているし、迷惑をかけられないので。1車でも前にと思って、その時の判断で(飛び付いた)。(7月)大垣の時に(山口)富生さんにセッティングをいじってもらって、こんなに違うのかってくらい変わりました。脚に余裕があるし、乗っていて良い感じですね。次は地元記念。良い結果を出したいです」