ピックアップ GⅢ 富山 08/30
浅井康、平原康の東西を代表するオールラウンダー2人がシリーズを盛り上げた。平オールスターで落車した平原は状態面の不安を気力でカバー。4日間、すべて確定板に上がった。
「今回は不安だけしかなかったけど、気持ちで走れました。レースでしか分からないことも多いですからね。自分の走りをして、それがいい方向に出ました。ここまでの結果が出るとは思ってなかったので自信になります」
片折亮太
片折亮はシリーズを通して主導権を握り、勝ち上がりオール連対と大暴れ。
「逃げて決勝に乗れたのはうれしいですね。今回は埼玉の王者(平原)と一緒なんで気合が入りました。ずっと夏バテであんまりよくなかったんですが、涼しくなって体調が回復してきたのが大きいと思います」
宿口陽一
宿口陽はひと息だった直前の玉野から気配が一変。記念初優出を果たした。
「玉野はダメだったけど、練習はここに向けてバッチリやっていた。シューズとかセッティングをガラッと換えて、感触がよくなりました。準決勝は3着に来ましたけど、終始離れて、前(長島大介)に迷惑をかけました。自分だけなってしまって申しわけなかったです。決勝は平原さんに付いていくにはもう1回踏める脚がないといけないと感じました。すごくいい経験になりました」
岡崎智哉
岡崎智は1着でシリーズ3連対。確かな手応えをつかんだ。
「新車のセッティングがだいぶ合ってきました。最終日は特秀に乗れたし、あのメンバーでちょっと強引な組み立てでしたけど、3番手を取って取鳥(雄吾)君をまくれ切れれば、G1でも位置取りで勝負できるかなって感じました。車間を詰める勢いで
一気に行ったんです
が、風を受けてから
もう1度、しっかり
踏んでいく脚が必要
ですね」