ピックアップ GⅢ 和歌山 01/11
西日本において、19年初の記念開催は池田憲のG3初Vで閉幕した。強豪をそろえた近畿勢は準決に大挙11人が勝ち上がったが、優出は3人だけと寂しい結果に。「デビューしてから、今が1番良い」とムード最高潮で地元記念を迎えた稲毛健だったが、準決、最終日に着。組み立ての幅を広げて、今後の飛躍を誓った。
「(先行して敗れた)準決は自分のラインが4車だったのでね。最終日も何かしようかなと思っていて。中団が取れたけど、(内をすくわれて)普段取らないから隙が出た。でも、今年は中団を取ったりしようかなと思っています。脚は良いので、あとは展開だけ。G1で勝ちたいし、戦法の幅を広げていきたい」
昨年の当所記念で決勝に進出した南潤だったが、今年は準決で敗退。最終日は積極タイプを相手にまくって白星締めも、笑顔はなかった。
「最終日は、たまたま。(取鳥雄、志佐明の)先行屋を相手に先行して、全部合わせてラインでゴール勝負をしたかったです。自分は練習の感触が良いと、本番も良いタイプなんですけど。(地元記念は3着だったが)まだ、しっくりきていないですね。ただ、徐々に戻ってきていると思います。(完全復活へは)練習して戻していくしかないですね」
低迷していた菊地圭だが、今シリーズは1着の3勝をマーク。最終日では自ら動いて勝利と復活の足音が聞こえてきた。
「(今シリーズは)楽しかったですね。初日、3日目は前がいたりでしたけど。最終日は自分でやっての勝利なので。最近は影が薄くなってきたと思うから、そろそろ存在感を出していきたいです。今は例年通り、大垣に冬季移動して、(竹内)雄作君とか、松岡(篤哉)君とかと一緒に練習をやっています。良くなっている実感もあるし、勝負できる体になってきましたね。今年はやりますよ」