• 松戸競輪場 第73回日本選手権競輪4/30〜5/5

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅠ 松戸 04/30

深谷知広

深谷知広

 脇本雄太が、86年の滝澤正光(千葉・43期、引退)以来、7人目となるダービー完全優勝。脇本同様に20年の東京五輪メダル獲得を大きな目標に掲げ、ナショナルチームでともに汗を流す新田祐大、深谷知広は、今シリーズ、脇本を脅かすまでには至らなかった。脇本“一強時代”がさらに色濃く感じられた令和に改元され、初のG1シリーズだった。

 「深谷君は一番スピードを持っているので、敵として一番脅威かなと思っています」と、決勝で脇本がもっともその動向を気にかけていた深谷知広は、単騎でまくり不発のシンガリ負け。しかしながら、シリーズ着の準決では逃げ切りでの白星と、五輪に向けたトレーニングでの進化を垣間見せた。

 「(決勝は)単騎だったので、自分のなかで余計なことを考えてしまった。悔しいです。まだ、まくりにいく感覚が…。いい経験になりました」

 前回の川崎ナイター記念が、19年の初場所だった深谷。実戦慣れの上積みはあったものの、久々のタイトルには届かなかった。

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