ピックアップ GⅢ 高知 04/02
S班は佐藤慎太郎ただひとりだったが、優勝した浅井康太をはじめ、三谷竜生、吉澤純平ら渡邉雄太ら好調な機動型が、ハイレベルなV争いを繰り広げた。
近藤龍徳は有言実行の決勝進出。初日からオール連対で準Vと大暴れした。
「ここの配分が決まった時から、浅井さんもいて、メンバー的にチャンスだと思ったので、絶対に決勝に乗ろうという気持ちでやってきた。しっかり仕上げてきたし、前検日からそう宣言していたので、結果が出てホッとしました」
前年度の大会覇者である山中貴雄は地元の執念で優出。決勝は小川真太郎と共倒れに終わり、地元記念連覇の夢は断たれた。
「去年、優勝して、そこからもっと勢いに乗っていければ良かったんですけど、落車もあったりして、なかなか難しかったです。ここに向けてやったきたので、決勝に乗れてホッとしました」
115期のルーキーチャンピオンレースを制した朝倉智仁は記念初挑戦。一次予選、最終日選抜戦と2勝を挙げたが、課題の残るシリーズだった。
「全然、ダメでした。連日、組み立てが最悪でしたね。先輩たちからアドバイスをたくさん頂いたので、それをしっかり生かしていきたいです。ルーキーチャンピオンレースを優勝して、周りから少しは注目されるようになっているので、そこはしっかり意識して、頑張らないといけないなっていう気持ちになってます。いい緊張感では走れてます。次からはしっかり決勝に乗れるように。しっかり先輩に任せてもらえるようになって、タイトルを狙えるくらいの力を付けていきたいです」
最終日の6レースに争われたブロックセブンは小倉竜二が格上の差し脚を披露した。レースは後ろ攻めの矢口啓一郎は打鐘の3コーナーで押さえて出る。5番手となった坂本健太郎は打鐘の4コーナーからスパート。最終ホームで叩き切って主導権を握るが、坂本が6番手から好回転でまくり上げる。続いた小倉が直線で逆転。今年初優勝を飾った。
「作戦はあれしかなかったですね。中団を取って脚を使うよりも6番手から一気に行くほうがいいと思っていた。最後はギリギリでしたよ(笑)。やっと前が抜けた。今年初勝利です。ちょっと脚に力が入りだしましたね」