• 久留米競輪場開設71周年記念中野カップレース6/6〜6/9

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 久留米 06/06

 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、6月から“地区内あっせん”が実施されている。今シリーズは中国、四国、九州地区の選手のみが参戦。今までとはひと味違う雰囲気の中、4日間の熱戦が展開された。

田中誠

田中誠

 地元勢は坂本健太郎と野田源一が、久留米記念初優出に成功。二次予選Aで中川誠一郎とワンツーを決めた田中誠も、準決勝で再び中川を目標にして決勝を目指したが、惜しくも優出は叶わなかった。

 「今年も決勝に行けんかったですね。(地元記念の)準決には結構な確立で乗れているんですけど、もう一枚の壁がね。最近は自力で動いてないから展開任せになってしまうのは仕方ないけど、自分でも戦えますよってくらいまで脚を作らないとですね。2年前に一度100点を切るまで落ちたけど、去年は競輪人生で一番稼いだ。まだまだ成長はできてますけど、まだ足りないですね。来年こそは(決勝に)乗りたいです」

河端朋之

河端朋之

 東京オリンピックの補欠選手となった河端朋之は、前回の豊橋全プロから競輪に参加。今回は準決勝で敗れたが、徐々に競輪の感覚を取り戻している。

 「(先行した)初日と3日目は、ある程度走れたと思います。でも、人のスピードになると難しいですね。どう対応していくかが課題です。まだ競技と競輪と、どっちつかずみたいになってますけど、競輪では逃げるってところも見せ始めたらチャンスがあるかもしれないですし、自分のキャラクターを作っていきたいです」

橋本強

橋本強

 着の橋本強は、成績以上に好感触を得ていた。

 「今シリーズは新車を試したんですけど、感じが良さそうですね。(目標の原田研太朗が不発と見るや、自ら内に切り込んで行った)3日目は、自分でもタイムを見てビックリしたし、手応えがありました。(次走の)宮杯は頑張れそうです。突っ込んで行きますよ」

伊藤颯馬

伊藤颯馬

 S級初戦の6月武雄で決勝進出を果たした伊藤颯馬は、3日目から補充で参戦。一走目は得意のまくりでS級初勝利をゲットしたが、最終日は先行策で9着に沈んだ。

 「(最終日は)前を取って、引いてっていうレースでも良かったけど、今日は先行するって決めていました。今期は点数が関係ないんで、思い切って走ろうと思っています。来期はS級1班の点数を取りたい。あいつはまくりしかできないって思われないように見せるレースもして、いろんなことができる嫌がられる選手になっていきたいです」

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