• 小田原競輪場開設71周年記念北条早雲杯争奪戦8/27〜8/30

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 小田原 08/27

 小田原競輪開設71周年記念「北条早雲杯争奪戦(G3)」は8月27日~30日の日程で開催された。厳しい暑さの中、33バンクを舞台にスピードレースが展開された。注目の決勝戦を制したのは和田真久留。地元から3大会連続で優勝者を出した。

郡司浩平

郡司浩平

松井宏佑

松井宏佑

 地元のエース郡司浩平はシリーズ3連勝と文句なしの勝ち上がり。大会3連覇に挑んだ決勝は松浦悠士との競りをしのいで松井宏佑の番手を守り切ったが、まくってきた吉澤純平をブロック。あおりを受けた佐藤慎太郎が落車したことで失格という悔しい結果に終わった。

 「あの展開は想定外でしたけど、レースの中なので仕方ないというか対応しないと。でも(松浦に)来られた時点で負けちゃいけないなって。キツかったですね。そのあと吉澤(純平)さんも来て、頭ではタテに踏まないとって思ったんですけど、体はヨコに反応してしまいましたね。ちょっと余裕がなかったです」

 松井宏佑は4日間、主導権を握って2着と健闘。持ち前のスピードを存分に発揮した。

 「オールスターが終わってナショナルチームがオフだったので、地元の平塚のバンクで先輩たちと一緒に練習してきました。小田原は走りやすいし、33は自分の得意な戦法を出せるバンクです。感触も日に日に良くなりました。今開催は内容も良くて、いい走りができたと思います」

小松崎大地

小松崎大地

 小松崎大地は決勝進出こそ逃したが、シリーズ3連対。追加参戦で手応えも得た。

 「(準決勝で)負けたことはものすごく悔しいけど、プラスに考えます。次の(伊東)共同に向けて同じ33(バンク)を走って収穫もありますし、良くなっているところもあります。でも、まだまだ足りない部分は多いですね。共同だけじゃなく、その先のことも考えて、もっともっと上を目指してやっていきます」

奥村諭志

奥村諭志

 今期S級初昇格を果たした奥村諭志は今シリーズが記念初挑戦。予選2走はともに7着と大敗を喫したが、最終日は最終バックから空いたインコースを進出して抜け出し、S級初勝利を挙げた。

 「中団で遅れないようにしようと思っていたんですけど。1着でも内容は良くない。最後まで踏み切れたんですが、イチかバチかのレースをしてはダメですね。展開とか組み立てというよりもタテもヨコもS級では脚負けしている。そこを大前提に、しっかり力をつけていきます」

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