• 奈良競輪場開設70周年記念春日賞争覇戦2/11〜2/14

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 奈良 02/11

 奈良競輪場開設70周年記念「春日賞争覇戦」が2月11日~14日の日程で開催された。短走路を舞台に激しいレースの連続で落車事故が頻発した。吉澤純平、不破将登は二次予選の落車で、ともに鎖骨骨折の重傷。吉澤は全日本選抜競輪の出場が厳しくなった。

村上博幸

村上博幸

 村上博幸は落車のケガから復帰2場所目。1月豊橋記念に続き、2場所連続の優出を果たした。決勝はからまれて6着に敗れたが、練習仲間の山田の優勝を自分のことのように喜んだ。

 「(決勝は)あおりで、すくわれてしまったのは反省ですね。(山田)久徳は努力の人。努力は実を結ぶんだなと。自分も勝つ気で走って、力勝負できたのはうれしかった。今回は練習、調整がかみ合ってなくて、正直疲れはあったんですが、レース勘を含め上積みもありました」

中井俊亮

中井俊亮

 地元勢は6名が出場。全員が一次予選をクリアしたが、二次予選でエースの三谷竜生が落車失格。三谷将太も落車で途中欠場を余儀なくされた。さらに準決勝では元砂勇雪も落車したが、中井兄弟はそろって決勝に進出。中井俊亮は未勝利ながら、16年9月岐阜以来、5年ぶり2度目の記念優出を地元で決めた。

 「いつか決勝の舞台で兄弟で一緒に走れればと思ってました。こういうチャンスがめぐってきて、うれしかったです。でも、決勝の走りは後悔しかないですね。車番が悪かったので前を取って、切って、切っての流れで行けるタイミングがあると思っていたんですけど、そういう流れにならなかった。また来年、兄と乗れるように頑張ります」

小川賢人

小川賢人

 小川賢人は大波乱のシリーズで存在感を発揮した。二次予選は目標不発の展開から自力に転じて前団を飲み込み、3連単20万円オーバーの大穴配当を演出した。

 「記念の準決勝に初めて乗れたのは良かったです。いい経験になりました。ずっと練習はしていたけど、かみ合ってなかった。気持ちの問題が大きいし、今回は気持ちで走りました。練習の成果がようやく実を結びました」

竹内翼

竹内翼

 竹内翼は二次予選で敗退したものの、シリーズ2連対。得意バンクで躍動した。

 「奈良は相性がすごくいいし、やっぱり走りやすいですね。同門の町田(太我)選手の活躍がいい刺激になっています。一緒に練習してレベルアップできていると思います

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