• 国際自転車トラック競技支援GⅢ3/19〜3/21

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 宇都宮 03/19

 宇都宮競輪場を舞台に第12回国際自転車トラック競技支援競輪が3月19日~21日の日程で開催された。3日制のG3シリーズを制したのは渡部幸訓だった。ガールズケイリンは石井寛子が力強くまくって完全優勝を飾った。

神山雄一郎

神山雄一郎

 52歳の神山雄一郎は地元ホームのアドバンテージを生かして、18年10月久留米以来となる2年5カ月ぶりのG3優出を果たした。G3通算100Vはならなかったが、地元シリーズを盛り上げた。

 「ここに向けて調整できたし、万全の状態でした。花粉症はここ数年は体質が変わったのか、そんなに出てないです。準決勝は前2人のおかげ。宿口(陽一)に連れて行ってもらった。最高ですね。僕の3着でお客さんが喜んでくれたので、うれしかった。状態がいいから3着に入れた感じです」

新田康仁

新田康仁

 47歳の新田康仁もしぶとい走りで準決勝3着に入り、19年8月の小田原以来、1年7カ月ぶりのG3優出を決めた。

 「脚の状態は悪くなかったです。年齢も年齢なんで、体の反応も鈍ってきている。なかなか思うように走れずに自分のなかで葛藤があったけど、いろいろ見つめ直して、課題を見つけながらやっています」

平尾一晃

平尾一晃

 平尾一晃はここに来て急成長している。今シリーズは勝ち上がりに失敗したが、連日バックを取る走りで最終日は勝ち星を挙げた。

 「今回は久々のG3だったんですが、先行もできて手応えも感じました。練習はバリバリやって、いいタイムも出るようになりました。長い距離も踏めるようになりました」

太田美穂

太田美穂

 併催されたガールズケイリンは石井寛子が完全制覇。太田美穂は決勝で3着に敗れたが、連勝できっちり勝ち上がった。妹の瑛美(120期)の存在が発奮材料になっている。

 「最近は結果は出ているんですが、先行が少ないので、積極性を出したいですね。練習はバンク中心で妹と一緒にやってきました。妹に負けたくないという気持ちと自分のレースを見てもらって、しっかりした自力選手になってほしいという気持ちがあります」

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