• 松戸競輪場開設71周年記念燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯8/21〜8/24

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 松戸 08/21

新田祐大

新田祐大

 いよいよ佳境に入る今年の後半戦を占う意味でも、松浦悠士ら決勝に勝ち上がった選手以外にも注目の選手は多いシリーズだった。東京五輪を日本代表として戦い抜いた新田祐大。優勝候補の筆頭格として期待されたが、準決勝で敗退。しかし、最終日は世界基準のスピードを披露してしっかりと人気に応えた。

 「あんな感じのレースでいこうと。林(大悟)君がどういう動きをするのかなとは思っていた。昨日の失敗もあったので、同じ失敗をしないようにしようと。出切ってからは自分との戦いでした。今シリーズに入るにあたって、自分の中では常に積極的なレースをしようと思っていて、3日目はレースの組み立てに失敗したので今日(最終日)はしっかりレースして、主導権を取りたいなと。(今後は)今年に関しては賞金争いでグランプリに出場するのは難しいと思う。タイトルを獲ることを念頭に置いて、今年のグランプリ出場を目指していきたい」。

 地元の大砲として期待されていた野口裕史だったが、今シリーズは準決勝で敗退。だが、決勝進出こそならなかったが、病気明けとは思えない力強い動きを披露した。随所で持ち味のパワーと積極性で見せ場を存分に作った。

 「主導権だけは4日間取りたいなって想いできていた。番組も先行しやすい番組でした。この後は中3日で富山に参戦するので、そこも同じような気持ちで走りたい。今シリーズはトップスピードをだそうとして出している感じがなかった。(コロナの影響もあって)練習不足で、不安だった。変に体が固くなってしまい、力んでしまった。師匠(武井大介)に連絡して、もうちょっと練習してから次に臨みたい」

ページトップへ