• 高松競輪場開設71周年記念玉藻杯争覇戦1/27〜1/30

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 高松 01/27

佐々木豪

佐々木豪

 地元の3人に小川真太郎と四国勢は、大挙4人が決勝に進出した。「前輪が壊れたけど、切り替えられてなかったら…」と、アンラッキーな一次予選で7着に敗退した佐々木豪は、その四国勢の流れにこそ乗れなかったものの2日目以降を着。阿部拓真、菅田壱道の宮城勢の2段駆け態勢をあっさりまくった最終日からもわかる通り、動きの良さが目を引いた。

 「(最終日は番手の)菅田さんが車間を空け始めた瞬間に行った。あからさまに詰まったんで、その方がいいと思った。自分としては決勝に乗っててもおかしくないくらい、めちゃくちゃ脚は仕上がってる。初日はミスったけど、そのあとはなんとかリカバリーできました。やっぱり気持ちですね。自信をもって走った方がいい」

上野雅彦

上野雅彦

 昨年9月に3場所連続の完全VでS級に特進した上野雅彦にとっては、今シリーズが初の地元記念。2日目に1勝をマークしたが、一次予選はハイペースで風を切って8着に沈んだ。勝ち星を挙げた2日目以外は、すべて押さえ先行をトライした。

 「全然、緊張はしなかった。今開催は押さえ先行をメインでやったんですけど、いままでやってこなかったのが…。その分難しかった。せめて一次予選は(内容よりも)勝ちに徹しても良かったんじゃないかって言われました。もうS級に上がって4カ月くらいたつんでいいかげんに(なんとかしないと)。やっぱり脚がない。まだまだ練習が足りない。それでも佐々木(豪)さんに自転車もみてもらって、3日目からポジションが良くなった」

佐伯亮輔

佐伯亮輔

 佐伯亮輔は、シリーズを2着。4日間すべて先行策でバック取り切った。同期の眞杉匠との二次予選では、眞杉の突っ張りを封じて主導権を握った。

 「(二次予選は)大敗をしたけど、眞杉君を突っ張らせないことができた。そのあとはオーバーペース気味になったんで、次に戦う時はもう少し考えて戦えると思います。いい経験でした。4日目はもう足がパンパンだったけど、やることはできた。自分なりに4日間、戦えたと思います」

畝木聖

畝木聖

 今期初めてS級に上がった畝木聖は、2場所目の今シリーズが初の記念。グレード初勝利こそならずも、最終日は3着に粘り込んでラインでの上位独占をメイクした。

 「(最終日の)今日は先行しようと思ってた。誰が中団にいても(前受けから)サッと引いて、行けるところから行こうと。ちょっと自信を取り戻してました。自分ではあそこからはもたないと思った。自分の守備範囲外だったので、この3着は相当デカいです。ラインできれいに決まったのもそうですね。(初めての記念の今回は)成績が悪いけど、いい経験になりました。毎レース課題が見つかって、走っててもおもしろかった。自分はバンク練習なんで、(ホームバンクの玉野が改修で)バンクが使えなかった時はかなり弱ってしまった。もう(バンク練習を)再開したんで、(3月の)玉野記念までには力をもっとつけて仕上げたい」

ページトップへ