ピックアップ GⅢ 平塚 04/07
緒方将樹は今期から戦いの場をS級の舞台に移していた。どちらかと言えばまくりを得意とするタイプかと思われていたが、今節は積極的に攻めるレースが目を引いた。偉大な父を追いかける新鋭レーサーにとって、実りのある開催だったことは間違いない。
「(最終日は)後ろはもっと上のクラスに乗っててもおかしくない人たちですし、作戦ではいけたらいくぐらいに言っておいて、熊本勢には絶対いくって宣言して引けないように自分を追い込んで走ったんですよ。でも、今までこういうレースをしてこなかったツケで、2センターで踏み直せなくてタレてしまって本当に悔しい。あれだけ仕事をしてくださって、本当なら1、2着じゃないと。今節は父(浩一・30期・引退)にバンク特性を聞いて、とにかく先手、先手っていうレースを心掛けて、S級での方向性が見えてきた。作戦自体は間違っていなかったし、前に、前にっていうレースを基本にしていきたい」