ピックアップ GⅢ 久留米 10/01
闘志をむき出しにして前々へと攻める競走を貫き通してきた荻原尚人。先行、まくり、飛び付き。なんでもやる熱い競走は、ファンのみならず選手間でもリスペクトを集めていた。だが、初日にまさかのジカ競り宣言。追い込みに転向することを明らかにした。
「1班の点数が自力じゃもう取れないし、限界を感じていました。自力は十分やりましたよ。前が駆けた時の追走の仕方だったり、最後の突っ込み方。3日目も、中釜(章成)君がカマして来る時に自分が振ったり、中釜君を飛ばせなくてもその番手を飛ばすとか、そういう動きをしないと。余裕がないとその動きはできない。前が上げてる時に自分は回してしまっているし、前が回している時に踏んでしまっている。そういうところをなくして余裕を作っていかないと。こういう失敗も経験だと思って勉強していきたい」