ピックアップ GⅢ 豊橋 01/26
脇本以外にも、バンクコンディションをものともしない男がいた。野口裕史は、4日間突っ張り先行。誰よりもキツい競走をやり抜いた上で「良い練習になった」とサラリと言ってのける。パワーと、気持ちの強さが野口の強みだ。
「競りなので後ろが見えなかった。赤板目掛けて踏んだけど、やっぱり出られそうになっちゃいましたね。でも、山田(諒)君が踏みやめて、一瞬みんなフワッてなったのが分かった。そこで後ろが集結するのを待ってから踏みました。昨日(3日目)が、焦って踏んじゃったところがあったので、そこを反省して今日は落ち着いて駆けようと思って。もう、それでまくられたらしょうがないって気持ちで、吹っ切れて走れましたね。この4日間で、もっと重いバンクでも大丈夫になりました」