ピックアップ GⅢ 松山 03/09
地元の渡部哲男は準決勝敗退も、最終日は気持ちを切らさずに走り切った。飛び付きに競り勝って、最後は前を交わして1着。地元ファンの大声援を受けて、熱くこみ上げるものがあった。
「負け戦なのに、応援がすごくて泣きそうになった。準決で前に離れて、もう見放されてるかと思ったのに。準決は完全に力負け。力不足で悔しかった。みんなそうかもしれないけど、年齢を重ねると今までの練習とか、調整方法が通用しなくなる。腰のこともあるし、今回はピークを持ってこれなかった。やれることはやったけど、それが悔しかった。最終日の1着で格好は付いたけど、複雑です。それでもこれだけ応援してもらえて、もう少し頑張ってみようって気になれました」