• 函館競輪場開設73周年記念五稜郭杯争奪戦5/13〜5/16

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 函館 05/13

川津悠揮

川津悠揮

川津悠揮

デビュー14年目にして初めての地元記念。昨年はナイターG3にこそ出走しているが、地元記念にかける想いは強かった。「去年のナイターG3は二次予選で捌かれてしまって…。今年は準決勝に上がりたいと思ってきました」二次予選は苦しい展開になりながらも必死にコースを探してしぶとく4着に強襲。目標としていた準決勝までは辿り付くことができた。「自分は圧倒的にヨコが弱いので。タテ脚の強化はもちろんですけど、ヨコの技術も磨いていかないと」。初の地元記念、目標の準決を走った見えた課題を克服して来年の記念を見据える。「今回は番組にも恵まれたので。去年はナイターでしたし、昼間の方がお客さんも多くて声援も凄かったので。本当に力になりました」

 

小林泰正

小林泰正

小林泰正

今シリーズは初日に強気な仕掛けで別線を完封。「たぶん半年ぶりぐらいの突っ張り先行でした」と自信を取り戻した印象で、久々の準決に進出。最終日は番手に嵌る展開から鋭く抜け出して白星と、昨年夏の落車から大きく崩していたがようやく復調ムードだ。

 「松戸の落車がきつかったですね。診断は肋骨骨折だけだったんですけど、体のバランスが崩れてしまって。一時期は体重5、6キロ落ちたまま戻らなくて。でもやっと体重もほぼ戻って練習の感覚は8割りぐらい戻ってきましたので。全プロの競技もありますし、そこに向けてモチベーションも上がってきているので。悪い時は100点を切る所まで落としてしまったけど、最終日の1着は自信になりましたし、これで気持ちも上がってくると思うので」。

土生敦弘

土生敦弘

土生敦弘

豪快なカマシとまくりを得意とするダッシュタイプで、一か八かの仕掛けが多い印象ながら今シリーズは組み立ての幅を広げた印象。最終日は積極的なタイプの野口裕史、吉田有希との3分戦であったが、巧妙はレース運びで別線攻略に成功した。

 「吉田君が後ろ攻めなら突っ張って、野口さんが後ろ攻めなら踏んで出させようと思っていました。風も強いし、このメンバーで逃げても残らないと思って考えて走りました」

 サラ脚で中団が取れたとは言え2周なら野口の射程距離。簡単にまくれる相手ではないだろう。「1月の立川で鎖骨を骨折して良くなかったんですけどだいぶ戻ってきました。季節的にも暖かくなってくればもっと良くなると思うので。遠征にくるとどうしても車番が悪くなるので。そういう時にどうするかも考えていきたい」

渡邉雅也

渡邉雅也

渡邉雅也

今シリーズは持ち味の自在性をぞんぶんに発揮して初日から連勝で初の準決勝に進出。決勝に乗った犬伏湧也を相手にあわやの仕掛けで4着と見せ場を作った。

 「今回は初めて準決勝までいけたのは良かったんですけど、力負けだったのでまだまだ脚力をつけていかないと思いました。最終日は2着には入りましたけど、今シリーズで一番しょうもないレースをしてしまったので。(雨谷一樹に)合わせようと思って踏んだけど簡単に出られてしまって。3番手が取れて余裕はあったのに仕掛けが遅くなってしまったのでダメですね。なんでもできる選手になりたいので、レース内容もしっかり考えて。嘉永(泰斗)さんみたいな何でもできる選手が理想ですね。今回は身近で見れたので。G1で戦っている人とも対戦しないとわからないことがあるのでその辺は勉強になりました」

 結果に一喜一憂することなく、理想とする機動力型を目指して脚力アップに務めていく。

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