• 和歌山競輪場開設74周年記念 和歌山グランプリ1/11〜1/14

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 和歌山 01/11

町田太我

町田太我

 町田太我は、12月久留米F1から使っている脇本仕様の新車が見事にマッチ。踏み出しの加速力が強化されたことで、赤板からのカマシ先行という強力な武器を得た。この精度を高めて、G1へと乗り込んでいく。

 「準決は、風が強過ぎてタイミングが遅れてしまった。あれで、悔いの残るスリーずになっちゃいましたね。(警戒されるのは)しゃあないし、乗り越えていかないといけない。ボチボチやっていきます。調子自体は良かったし、新車に関してもいじるところはない。あとは練習ですね。どうしても広島(バンク)が使えないから、室内での練習になっちゃう。レースが一番の練習になっているし、追加が欲しい。去年はG1で準決まで行けたし、今年はそれ以上のところを最終日に走りたい」

古賀勝大

古賀勝大

 古賀勝大は、昨年当所で行われた万博協賛競輪G3で優出。2度目の地元G3決勝進出をかけて挑んだ今大会だった。一次予選、二次予選を3着で勝ち上がると、準決勝は佐藤慎太郎の内で粘る気迫のレース。結果は8着も、全国に大きく名前を売った。

 「準決は、流れの中での飛び付きだったけど、なんとか決勝に行きたいと思って必死だった。(戦法は)これからも色々とやっていきたいと思ってます。小さいからって、なめられないように。(ラインの)前でも、後ろでも、自分ができることは全力でやりたい。4日間しんどかった。でも、次は決勝に行けるように頑張っていきたい」

島川将貴

島川将貴

 島川将貴は、昨年はF1戦で9度の優勝と、7車立てで無類の強さを誇った。今年初戦の岸和田F1で試したセッティングも手応え良好なようだ。今節は、予選を連勝で勝ち上がると、準決勝は古性優作を先行策で苦しめた。今年こそは、9車立てのグレードレースで活躍したい。

 「最終日は、しっかり3番手がとれたし、内に反応できて位置を取れたところとかは良かったと思う。でも、その後の和田(健太郎)さんの動きがうまくて。絶妙なところで前と車間を空けてくるから、こっちはウッてなっちゃう。ああいう動きは、(佐藤)慎太郎さんとかもやってくるからこれからは頭に入れておきたい。岸和田でいじったセッティングはかなり良いですね。乗り心地も良いし、スピードも出る。このセッティングなら、9車でも戦っていけると思います」

寺崎浩平

寺崎浩平

 寺崎浩平は、ナショナルチームを卒業して今年から競輪一本の活動となる。その一発目の開催では、近畿を引っ張っていく姿勢を競走で見せた。寺崎を「近畿のキーマン」に指名した古性優作も「寺崎は本当に変わった」と評価した。大事な新年初戦の開催を、自身はこう振り返り、心境を語った。

 「4日間バックを取ったのは初めてじゃないかな。着にも絡めていたし、良い1年のスタートになりました。先行にこだわりはないけど、早めに仕掛けてしっかり(ラインで)決まるようにっているのは意識してました。すごい実りのある開催でしたね。(近畿のキーマンと)そう言っていただけてありがたいです。G1に行くと、近畿の最年少は自分。下の世代に危機感を持ってもらいたい気持ちもあるけど、その反面で自分の立ち位置に気づきました。今年は重要な一年になると思っています」

ページトップへ