ピックアップ GⅢ 奈良 02/22
今シリーズ一番のインパクトだったのは、藤井侑吾の強烈なカマシだろう。準決では援護を失いながらも近畿勢を苦しめて、あとの3走は2勝2着1回。21年11月の競輪祭以来、2度目のビッグとなる3月21日からのウィナーズカップでは、どこまで通用するのか見ものだ。
「(最終日は)前受けから自分の行けるところから、シンプルに(力勝負)と思ってました。(仕掛けたところは)無理やりでも行った感じです。昨日(準決)のこともあったんで出切れるかなとは思ってました。(踏み出しは)モコモコって感じで、もっとすぐに(スピードに)乗せられると楽に出られるので、もう1段階上げていきたい。脚力が上がっているのも確かにあるんで、あとは組み立てとかタイミングですね。そうすれば特別クラスでも戦えるんじゃないかと。まずはF1ともっと優勝っていう(目標)のもあるし、記念では準決で失敗している。得意なカマシが多くなっているので、突っ張りで見せることも必要だなと。戦法の幅を広げていけるように。ウィナーズカップは初めて初日特選に乗れるんで、まずはそこで頑張りたい」