ピックアップ GⅢ 川崎 04/04
今大会のハイライトは、準決勝12レース。突っ張り先行を狙った北井佑季に、眞杉匠が打鐘で4番手から襲い掛かって壮絶なモガキ合いに発展。お互いに着外に沈んだものの、一流の先行屋がプライドを激しくぶつけ合った。北井は、その場面をこう語る。
「眞杉君が来るとしたら、(打鐘の)あのタイミングかなっていうのは思ってた。けど、そこで引くのは…。眞杉君にとって4番手っていうのはおいしい位置だったと思う。それでも叩きに来たってことは、僕のことを同型として少しは認めてくれているってことなんだと思う。僕にとっては、あそこで突っ張ることが勝ちに一番近い方法だったし、眞杉君にとってはあそこで叩くことが一番勝ちに近かったんだと思う。あの気持ちのぶつかり合いは、次につながりますね。ただ、眞杉のことは許しません(笑)」