ピックアップ GⅢ 函館 05/16
S級S班5名に今年の全日本選抜を制した郡司浩平ら豪華メンバー出場。好メンバーがそろえば、準決勝は激戦が避けられず、新山響、眞杉、山口拳矢のS班3名は決勝進出を逃してしまう。終わってみれば、優勝した古性優作の強さだけが一人、際立っていた。
北日本のS班新山響平は当大会の66周年記念を制し、当時のデビュー最速G3優勝記録を樹立した思い出の地でもあっただけに、4走すべてでバックを取り、シリーズ2勝を挙げたものの、満足いく結果ではなかっただろう。最終日はメインの“突っ張り先行”だけではなく、3番手に入ってからのまくり勝負で戦法の幅を広げるレースを見せた。だが、見据えるのは純粋なパワーアップだ。
「前を取って、押さえにくるのが甘かったら、突っ張りでしたけど、踏んでおいて、あの感じでしたら出してから行こうと。(戦法が増えると)またレベルが上がると思うけど、G1とかだと追い上げられますからね。パワー不足を感じているので、この後も追い込んだ練習をして長期的に筋力を上げるようにしたいと思っている。(練習の成果は)すぐにはでないと思うけど、オールスターあたりで出てくれれば」