• 高知競輪場F2全プロ記念競輪5/25〜5/26

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ FⅡ 高知 05/25

河端朋之

河端朋之

 全プロ記念の初日では圧巻のまくりで後藤大輝の逃げを仕留めた河端朋之は、27日の全プロ競技大会でスプリントにエントリー。予選1位のタイムを叩き出すと、その後は一本も取られることなく昨年の雪辱を果たし、雨谷一樹とのファイナルを制した。12年ぶりのスプリント制覇で10月の寬仁親王牌は、理事長杯からのスタート。デビュー15年目にして昨年の寬仁親王牌ではG1初優出を遂げたが、このデキなら10月を待たずに次回の高松宮記念杯も期待はできそうだ。

 「(12年ぶりのスプリント優勝で)歳をとったのに、もう1回できるっていうのはすごいですね。今年は40歳の学年なんで。今年オリンピックに出る子たちが、こっち(全プロ競技大会)に来たらさすがにかなわない。引き際を考えておかないと(笑)」

佐々木悠葵

佐々木悠葵

 適性出身で自転車競技経験を持たずに競輪選手になった佐々木悠葵は、スプリント2分の1決勝で河端朋之に翻ろうされたが、福永大智との3位決定戦に勝利。全プロ記念の最終日で吉澤純平とワンツーを決めたまくりの動きも光っていた。

 「今回はに日にちもあったんで練習もできました。(次の前橋での)地元記念っていうのもすごく意識しています。乗り方も自分ではいい感じだったと思います。(競技の経験がないのでスプリントの)駆け引きができない。脚で勝負っていう感じでした。それでもみんなにいろいろ教えてもらった。(寬仁親王牌の初日特選の権利を取れて)うれしいです」

眞杉匠

眞杉匠

 全プロ記念の最終日に逃げた松井宏佑を沈めたまくりは上々だったように思えた眞杉匠。しかしながら、「出が相当悪かったと」と、言うように試行錯誤のなかでの白星だった。もちろんここが目標ではないだけに、高松宮記念杯では変わり身もありそうだ。

 「昨日(初日)、今日で浅井(康太)さんに体の使い方のアドバイスをいただいた。(セッティングを)変えました。良かったころと比べると無意識に変わっていたんで、そこを修正した。体の使い方が悪くなっていたんで、それでセッティングを出してしまっていた。今日、乗った感じでいろいろとおしえてもらって、こんな感じかなっていうのがあります。それをマッチさせたい。このあと(1月に落車で骨折して入っていた)鎖骨のワイヤーを抜く手術をする予定です」

平原康多

平原康多

 およそ2年半ぶりのタイトル。悲願のダービー初制覇となった平原康多は、「ウエートトレーニングで背中をやって、それで(小田原を)一本欠場した」という経緯があるだけに、シリーズの手ごたえはどうだったのか。

 「(最終日は調子が)悪かったら(眞杉匠のまくりに)付いてもいけてない。悪くはないけど、もうちょっと戻していきたい。(昨年に)大怪我をしたせいで、いまの時代の自転車に乗ることができなくなった。それがいいキッカケにもなった。(昨年が)かなりのマイナスだったんで、その分を(もっと)取り戻していきたい」

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