ピックアップ GⅢ 久留米 06/22
一時は競走得点が100点台を下回るなど、上田尭弥は絶不調に陥っていた。それが、ここに来て急復調。同期同県同級生の嘉永泰斗が、もう一度上田の心を奮い立たせた。今の上田は、発進役で終わった準決勝の走りも、良しとしない。
「(5月和歌山と6月四日市の間の)そのタイミングで新車が来た。自転車を作ってくれたメーカーさんと、ちゃんと話し合って作った自転車で、それでちゃんと練習できたのが大きかった。昨日(準決)は悔しい部分がありました。よく、先行は4コーナーまで持つようにって言うけど、2コーナーでもう脚がいっぱいで。終わってから涙が出るくらい悔しかった。(嘉永)泰斗は、決勝で連係したいってずっと言ってくれる。松山G3で、泰斗と同部屋で、すごいいろんな話をしたんです。今までは、負けてもそれが普通になっちゃってて、ハングリーさがなくなってた。それが、泰斗の影響でもう一回火が付きました」